菊一の研ぎ

前を通るたびに気になっていた由比ガ浜の『菊一
創業は明治35年の打刃物と研ぎの専門店です。

この見た目ですから、気にならずにはいられないですよね。
たまたま身近に利用しているという人がいて感想を聞けたのと、鎌倉大好きな近所の友人が貸してくれた『鎌倉の地元遺産100』という本に掲載されていたこともあり、先日、家で一番よく使っている小さめサイズの『GLOBAL』の包丁を持って行ってきました。

戻ってきた包丁を見てびっくり。
こんなにぴっかぴかに磨かれた刃は初めて。見事としかいいようがありません。
写真を撮る私が写りこんでしまうほど。

もう、切れる切れる。気持ちいいくらい。

わが家にも合羽橋で購入した砥石があるので、たまに自己流で研いでいたのですが、やっぱり職人さんとの違いは歴然。
「包丁は値段じゃない。生かすも殺すも研ぎ次第です。」とのこと。納得です。

メンテナンスは半年に一度くらい研げばよいそうで、
家庭用の包丁の研ぎ料金は800円。この切れ具合ならぜんぜん高いと感じない額。

受け取りに行ったときに、研ぎあがった包丁が入っている引き出しが見えたのですが、その数たぶん100本以上。多くの方から信頼されているんだなぁと感じました。

砥石持ってるけど、鎌倉に住んでいる間は必要ないかも。
これからも定期的に通いたいと思います。

それと、包丁がよく切れるようになったので、以前から欲しかった『ラバーゼ』のまな板を買いました。

狭い作業台なので、26cmの正方形というサイズもぴったり。木目もとても美しいです。
そして、よく切れる包丁がトンッとあたると、なんとも気持ちのいい音が。

それだけで料理上手になった気分です。

(関連記事)
『COBAKABA』の五穀米といちじくジャム
光明寺お十夜
Apple pie by LONG TRACK FOODS
Morning Beach Yoga at Surfers
鎌倉文学館『西巻茅子の世界』