減らして見つける本当に大切なもの。ぼくたちに、もうモノは必要ない。

minimalist

ずいぶん更新があいてしまいました。
その期間、約2ヶ月半。
ブログをはじめてから一番長いです。

その間、何をしていたかというと、
それは「モノを減らす」こと。
なぜそんなことを2ヶ月半も(厳密に言うと片づけの期間自体はそれほど長くないです。)していたかというと、
話は梅雨の時期まで遡るのですが、前回の記事にあるとおり双子長男が溶連菌に感染。

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完治するする間もなく、立て続けにりんご病、手足口病、喘息の症状悪化。
おまけに降り続く雨、雨、雨。
病院へ行く以外はひたすらひきこもりの日々でした。

大人がこんなに病気にかかったら寝込んで動けなくなるもんですが、こどもって病気でも元気なんですよね。
そんな息子たち(4歳男児×2)と一緒にずっと家の中にいると、部屋が荒れる荒れる、荒れまくる。そりゃもうひどいありさま。

そして時期は梅雨、どんより暗い雨の日です。はぁ〜。

視界にひろがるのは原色ギラギラのカラフルなオモチャ、工作に使った折り紙や段ボール、乾かない洗濯物、、、モノ、モノ、モノが無言の圧力をかけてくる。
それでも、だらけきった私は何かをする気力も起きず、1ヶ月くらい過ごしていたのですが、
このモノが多すぎる状況についに嫌気が差し、何かにすがるようにひたすらモノを捨てる系の本を読みあさり、捨てまくる日々がはじまったのです。

【モノを必要最小限に減らすミニマリストという生き方】

そのときに読んだ中の1冊『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –

すごく面白くて久しぶりに2度読み返しました。
今まで私が読んできた「片づけ方法」を教えてくれる実践的な本ではなくて、どちらかというと精神論。

ミニマリズムは「目的」ではない。「手段」であり、「序章」である。
捨てることは「失う」ことではなく、「得る」ことである。
「捨てられない」のではなく「嫌」なだけ。
熱く語れないモノは捨てる。
本当にもったいないのは「自分の気持ち」
捨てたから、忘れない。
幸せに「なる」のではなく「感じる」

 
著者の佐々木さんがモノを捨てて変わった12のことがコレ。

・時間ができる
・生活が楽しめる
・自由と開放感を感じられる
・人と比べなくなる
・人の目線を恐れなくなる
・行動的になれる
・集中力が高まる。自己に徹する
・節約だってできる。エコにもなる
・健康になれる。安全である
・人との関係が変わる
・今、ここを味わえる
・感謝できる

モノを捨てて片づけたその先にあるものがたくさん書かれています。

これだけ変わるために佐々木さんがやったことは、ただただモノを捨てただけ。
そりゃ、ひきこもっていた私でもやってみたくなる。

【小さなこどものいる家庭では無理なのでは?という疑念】

以前観た映画『365日のシンプルライフ』のときにも思ったのだけど、
一人暮らしの独身男性と小さなこどものいる家庭ではモノの量も違うし難しい。

たしかに、難しいことも多いと思う。
私が好きじゃなくても、夫や息子たちが大事にしているモノは捨てられないし。

ですが、本の中にはお子さんがいる4人家族の方も紹介されていて、絶対不可能ではないんですよね。
ただ、このあたりは自分の極論を求めすぎてもいけないので、個人の意見を尊重し調和をとりつつ進めていきたいところです。

【モノが少ない、幸せがある】

今までもモノを減らしたいと思って自分なりに行動していたつもりでしたが、まだまだ。
というか、まったくできていませんでした。

そういえば、今年の家族目標の1つに「ミニマムに暮らしたい」と書いていたことを思い出しました。
年始めからやりたいことだったのに、本格的にやり始めたのは7月半ばという、なんとも情けない状況。。。

自分の性格を考えると一度徹底的に、極限までやらないとダメなのだと思う。
極限までやって、ようやく気づく。

机の上に何も置かなくなってから、
机に向かう時間も増えたし、集中力も増した。
たぶんテスト前に、まずは部屋の片づけしたくなる感じに近い。

放置していたブログもデザインを変え、記事を書きたくなった。

それでも、まだまだ必要以上にモノがある。ありすぎる。
なので、もうしばらくは捨てる日々が続きそうです。

捨てはじめて気づいたのですが、捨てることは増やすことの数倍パワー使いますね。
本来使わなくてもいいパワー。早く捨てきって別のところにまわしたい。

この本、とても面白かったので、モノを減らして人生を変えたい方におすすめです。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –