この本は、お料理を作るのがたいへんと感じている人に読んで欲しいのです。
というのは、この本の冒頭に書かれていることば。
まさしく私です、土井先生。
今夜のおかずを考えるだけでも悩むし、仕事の後だと作るのがめんどうになる。
しかも食事が適当だと、どこか後ろめたさが残ってしまう。今は子どもの成長にも関わることだから。
「食事はすべてのはじまり。」
健康でいるためには食事が大事というのはわかっちゃーいるけど、なかなか毎日きちんと手作り料理だけでこなすのは難しい。
でも、一汁一菜でよいと思えばかなり気持ちが楽になるなー。
と、読んで毎日の食事のことが楽になった本、土井義晴さんの「一汁一菜でよいという提案」をご紹介します。
【土井義晴「一汁一菜でよいという提案」】
一汁一菜とは、ご飯と味噌汁と漬物を原点とする食事の型。
毎日これだとさみしい気もするけれど、これは普段の食事。
誰かをもてなしたり、お祝いのときの料理とは違うのです。
ご飯とお味噌汁なら毎日でも飽きないし、今年はちょうど発酵食品を取り入れようと思っていたので、味噌と糠漬けなんてぴったりです。
味噌汁なら豆腐や油揚げなどのタンパク質もとりやすい。
実は今、体の代謝を上げようとタンパク質摂取を心がけているので、これも助かる。
いろいろ作らないといけないって思うとプレッシャーがかかるし、時間が無くて加工食品に頼ったりしたら逆効果だなーと。
といいつつマックもサイゼリアも行きますけどね。
たとえば炊き込みご飯なら、味噌汁の具は少なくてもオッケーだし、白米なら焼き魚を足したり。
味噌汁も誰かに見せるわけじゃないから、何を入れてもいい。
土井さんがやっていたベーコンを入れた味噌汁。やってみたらベーコンから出汁もでるしとってもおいしかった。
で、最近のうちの食事がこんな感じ。
レンバイで買ったたけのこで作った筍ごはん。クックパッドの人気レシピで作ったらおいしかった!
といっても、からあげ大好きな息子たちにはこれだけだと酷なので、
基本は「ご飯と味噌汁だけでもいいのだけど、できるときはやる」くらいのスタンスで。
これだけでいいなら何とか出来る(私でも)。
食事への不安(もやもやっとした後ろめたさ)が減って心も楽です。
ちょっと話がそれるけど、和食も和菓子も以前より落ち着く。
洋菓子も大好きだけど、気づくとあんこや餅に手がのびる。柏餅うまい!
とあれこれ書きましたが、「一汁一菜」はレシピではなく、「思想」であり「スタイル」。
毎日の食事に悩んでいる方におすすめです。